「また来ます」という言葉は、携帯販売の現場で最も多く聞く保留フレーズのひとつです。しかし現実として、一度店を出たお客様が戻ってくる確率は10%以下と言われています。「また来ます」を聞いたとき、それをそのまま受け入れるか、今日の成約につなげるかで、成約率は大きく変わります。この記事では、「また来ます」を今日の成約に変えるトーク術を経験者が解説します。
この記事の結論
- 「また来ます」は3タイプに分類できる。タイプ別に対応が変わる
- 先延ばし型・不安型は今日の成約につなげられる可能性が高い
- 「今日が一番お得・一番ラク」という根拠を伝えることが最大の武器
- 断り口実型は気持ちよく見送り、次回来店のチャンスを作る
KOKI|通信求人ラボ 編集長
携帯販売業界で3年以上の実務経験。業務委託スタッフとしてキャリア代理店およびイベントに従事した後、採用・研修・マネジメントを担当。育成したスタッフが独立・起業した実績を持つ。合同会社Vividspace代表。
目次
「また来ます」の3タイプを見極める
「また来ます」という言葉の裏には、主に3つの心理が隠れています。
① 先延ばし型
決断すること自体が怖い・面倒くさいという心理です。「変えてもいい」という気持ちはあるけれど、「今日決める」という勇気がない状態です。今日動く根拠を提示すれば成約につながります。
② 不安型
まだ解消されていない不安が残っている状態です。「何かが引っかかっている」けれど、何が不安なのかを言葉にできていないこともあります。不安を引き出して解消することで成約につながります。
③ 断り口実型
「いりません」と直接言いにくいため、やんわりと断ろうとしているケースです。このタイプに無理に押すと逆効果になります。気持ちよく見送ることが最善策です。
見極めポイントは「今日来た理由」です。「通りがかりで」「ちょっと見るだけのつもりで」という場合は③の可能性が高く、「料金が気になっていて」「スマホが古くなってきて」という場合は①②の可能性が高いです。
タイプ別・切り返しトーク
① 先延ばし型への切り返し
「今日が一番ラク」「今日が一番お得」という2点をセットで伝えることが効果的です。
② 不安型への切り返し
最後の不安を引き出すことが先決です。「次回の手間を省く」という提案形式にすることで、今ここで話を続けるハードルを下げます。
③ 断り口実型への対応
無理に引き止めず、「また来やすい場所」という印象を残します。
「今日が一番お得」を伝える技術
「また来ます」への最大の切り返しは、今日動く具体的な根拠を伝えることです。
① キャンペーン・期限の活用
「このキャンペーンは今月末までです。来月以降だと○○円変わってきます」という具体的な数字と期限が最も効果的です。
② 時間的なメリット
「今日は空いているので30分で終わります。次回混んでいると2〜3時間かかることもありますよ」という時間の差を伝えます。
③ 手続きの簡単さ
「書類はこちらで準備しますので、今日のうちに終わらせてしまいましょうか。次回また一から説明する手間もなくなりますよ」という一言で、「今日終わらせた方が楽」という感覚を作ります。
気持ちよく見送るときの言葉
2回切り返しても動かない場合は、気持ちよく見送ることが最善です。見送り方次第で、次回来店の可能性が大きく変わります。
見送り時のポイントは3つです。
① 責めない:「なぜ決められないんですか」という言葉は絶対にNG。
② 今日の提案内容を残す:メモを渡すことで「また来ても話が通じる」という安心感を作ります。
③ 温かく送り出す:「また来てください」という言葉が次回来店への心理的ハードルを下げます。
シーン別フレーズ集
「次の休みに来ます」と言われたとき
「もう少し考えたい」と言われたとき
「家に帰って検討します」と言われたとき
よくある質問(FAQ)
まとめ
この記事のまとめ
- 「また来ます」は先延ばし・不安・断り口実の3タイプに分類できる
- 先延ばし型には「今日が一番ラク・お得」という根拠を伝える
- 不安型には「何が気になっていますか?」で最後の壁を引き出す
- 断り口実型は気持ちよく見送り、次回来店のチャンスを作る
- 引き止めは2回まで。3回以上は逆効果
「また来ます」をそのまま受け入れる前に、一言確認するだけで成約率は変わります。今日から実践してみてください。


