携帯販売でキャリア乗り換えを決断させるクロージング術


「オプションを提案すると断られる」「押しつけがましくなってしまう」という悩みは、携帯販売スタッフなら誰でも経験します。オプション提案は成約後の単価を上げる重要なスキルですが、やり方を間違えると成約まで崩れるリスクもあります。この記事では、自然にオプションを承諾してもらうためのトーク術を経験者が解説します。

この記事の結論

  • オプション提案はメイン契約が決まった後に行う
  • 「スペック説明」ではなく「生活シーン」で必要性を伝える
  • 「8日以内キャンセル可」という安心感が断り心理をなくす
  • 月額換算で小さく見せることで心理的ハードルが下がる

KOKI|通信求人ラボ 編集長

携帯販売業界で3年以上の実務経験。業務委託スタッフとしてキャリア代理店およびイベントに従事した後、採用・研修・マネジメントを担当。育成したスタッフが独立・起業した実績を持つ。合同会社Vividspace代表。

目次

  1. オプション提案が断られる本当の理由
  2. オプション提案の基本4鉄則
  3. オプション別・自然に通すフレーズ集
  4. 断られたときの切り返し方
  5. オプション提案のタイミングと順番
  6. よくある質問(FAQ)
  7. まとめ

オプション提案が断られる本当の理由

オプションが断られる原因は「提案の仕方」にあることがほとんどです。よくある失敗パターンは3つです。

① メイン契約と同時に提案している
プランを決める前や決める瞬間にオプションを出すと、「またお金がかかるの?」という警戒心が生まれます。メイン契約が決まった後に提案するのが基本です。

② 「つけますか?」と選択肢を与えている
「つけますか?外しますか?」という聞き方は断りやすい構造です。「こんな使い方をされるならおすすめです」という提案形式に変えることが大切です。

③ スペックで説明している
「クラウド容量が○GBで…」という説明はお客様に刺さりません。「写真が消えなくなる」「どの端末からでも見られる」という生活メリットで伝えることが重要です。

オプション提案の基本4鉄則

鉄則①:メイン契約が決まった後に提案する

「では手続きに入らせていただきますね。その前に一点だけ確認させてください」

メイン契約の流れを作ってから、オプションの話に移ります。「手続きに入る」という言葉でお客様の心理を「決まった」モードに誘導してから提案するのがポイントです。

鉄則②:生活シーンで必要性を伝える

「お子さんの写真をよく撮られるとのことで、このオプションをつけておくと写真が自動でバックアップされて、スマホが壊れても写真が消えることはないですよ」

ヒアリングで得た情報を使って、その人の生活に合ったシーンで必要性を伝えます。「あなただから必要」という個別感が承諾率を上げます。

鉄則③:「8日以内キャンセル可」を伝える

「8日以内であればキャンセルできますので、まず使ってみていただいて、必要なければ外していただいて大丈夫ですよ」

「試せる」という安心感が、断り心理を大きく下げます。「一旦つけてみる」という判断のハードルが下がります。

鉄則④:月額換算で小さく見せる

「月々○○円で、写真や動画が自動バックアップされます。1日あたり△△円ですね」

年額や総額ではなく月額・日額に換算することで、心理的な金額感を小さく見せます。

オプション別・自然に通すフレーズ集

クラウドストレージ(写真・動画バックアップ)

「写真をたくさん撮られるなら、このオプションが特におすすめです。スマホが壊れたり紛失したりしても写真が全部残ります。月々○○円で、お子さんの思い出が守られると思うと安いですよね」

セキュリティ・ウイルス対策

「ネットショッピングやネットバンキングを使われるなら、このセキュリティオプションがあると安心ですよ。フィッシング詐欺やウイルスへの感染を防いでくれます。月々○○円です」

故障・水没補償

「このスマホ、画面が大きいので落としたときに割れやすいんですよ。補償をつけておくと、修理代が大幅に安くなります。月々○○円ですが、一度でも修理が必要になったら絶対に元が取れますよ」

データ追加オプション(速度制限回避)

「動画をよく見られるとのことで、月末になってデータが足りなくなることがあると思います。このオプションをつけておくと速度制限を受けずに使えますよ。月々○○円です」

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断られたときの切り返し方

「オプションはいらないです」と言われたとき

「わかりました。一点だけ確認させてください。写真のバックアップは今どうされていますか?もしされていないなら、このオプション、8日以内にキャンセルできますので、一度試してみる感じで付けてみませんか?」

「今は必要ない」と言われたとき

「そうですね、必要になってから加入もできますよ。ただ、最初からついている方が設定も楽ですし、8日以内は無料でキャンセルできるので、まず試してみるのもありですよ」

オプション提案のタイミングと順番

タイミング 提案内容 ポイント
プラン決定後 最も重要なオプション1つ 1つに絞る。多すぎると全部断られる
手続き中 補完的なオプション1つ 「ついでに」という自然な流れで
端末設定中 使い方に関連するオプション 実際に設定しながら必要性を体感させる

よくある質問(FAQ)

Q. オプションは何個まで提案していいですか?

1回の接客で最大2〜3個が限度です。それ以上は「売りつけられている」という印象を与えます。最も重要な1個に絞って提案し、承諾されたら次の1個、という順番が理想です。

Q. オプション提案で成約全体が崩れることはありますか?

メイン契約が決まる前にオプションを出すと崩れるリスクがあります。必ずメイン契約後に提案することで、成約全体への影響を防げます。

Q. 全部断られたときはどうしますか?

無理に押さず、「必要になったらいつでも追加できます」と伝えて気持ちよく締めましょう。来月以降の来店時に再提案するチャンスになります。

まとめ

この記事のまとめ

  • オプション提案はメイン契約が決まった後に行う
  • ヒアリングで得た情報をもとに、生活シーンで必要性を伝える
  • 「8日以内キャンセル可」の一言が断り心理を大きく下げる
  • 月額・日額換算で心理的ハードルを下げる
  • 1回の接客で提案するのは最大2〜3個まで

オプション提案は「押しつける」のではなく「必要な人に必要なものを届ける」という姿勢が大切です。生活シーンで必要性を伝えて、自然に承諾してもらえるトークを磨いていきましょう。

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